2024.01.27【セミナー】江東区主催のセミナー登壇しました。報告
2024.01.27【セミナー】江東区主催のセミナー登壇しました。報告
江東区役所7階における会場案内
セミナー開始前寸景
開場時間前から出席されておられました。
50名弱ほどの参加でした。
今回はパネルディスカッションということで、建築士の立場でのパネラーとしての登壇でした。
当方は、座っていると声が出ないので、いつも一人立ち上がっての説明となります。
セミナー開始時には満席でした。
パネラーの自己紹介
佐藤による説明・解説
説明中動画の一部1
説明中動画の一部2
説明中動画の一部3
当方からの説明内容の一部は下記のようなものです。
パネルの一部をご紹介します。
図1 改修工事(集合住宅)のマクロ的価格傾向に関する研究(その7)
一般社団法人 建設物価調査会 総合研究所によるものです。
2020年と約4年前のものなので、古いものですが今後も注目です。
図2 純工事費の傾向
戸当たり、㎡当たりの標本件数と金額の分布です。
このあと、大分値上がりしています。
また、仕様による価格帯の幅が大きく、物件ごとの開きが大きいことに注意である旨、本文にはいくつもの注釈があります。
図3 改修周期の傾向
工事会社任せの施工や、工事会社丸投げの管理会社やコンサルの『やりやすさ』を一辺倒の工事により、次回改修工事を早期に実施しなければならなくなります。
また、管理会社による『長期修繕計画上のタイミング』での大規模修繕工事は無駄遣いの元凶です。
しっかりした設計事務所の判断を聞いてみましょう。
そのような時は、お気軽にご相談ください!
図4 診断・設計・監理業務の傾向
『管理会社の誘導』による施工は要注意!
ただ、文中にある「一括発注による場合は、診断・設計・監理費は工事費に包含している」という表現は間違っています。
一括発注=責任施工
ですので、診断・設計は包含しているかもしれませんが、「監理」は「工事監理」であり、設計監理の一部となりますので、監理費は含まれません。
この下のデータは、昨年(2023年1月)に国土交通省からプレスリリースされた資料からの抜粋です。
(令和5年3月から適用する公共工事設計労務単価について)
図5 建設資材物価指数(2023年)
図6 公共工事設計労務単価
図7 公共工事設計労務単価と事象
災害、オリンピックなどのイベント、ウクライナ侵攻などによる政治的混乱、経済状況など、すべての要素が工事費の高騰につながっており、この点では悲観的な状況です。
長期修繕計画を見直し、不要不急の工事をなるべく避けることが重要です。
『長期修繕計画にあるので工事を実施しましょう』
という言葉にご注意ください!
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一級建築士事務所 マンション管理士事務所
株式会社 佐藤マンションサポート
代表取締役 佐藤 稔 / SATOH MINORU
Email: office@satoh-m-s.com
URL: https://satoh-m-s.com
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