《快適な室内環境を!》グレードアップ~次世代サッシ採用と各所からの補助金・助成金

この物件では、事前に管理組合様で実施された「安全・安心・快適アンケート」によりサッシを全面更新することとなっていた。

調査設計段階では、仕様材料とともにサッシ複数社のサンプルを持ち寄り、展示会を実施した。

高断熱・高気密のサッシは「二酸化炭素排出量削減事業」のニーズにマッチし、1.46億円の補助金を得た。

当時は、現在のようにサッシの更新で補助金を得るという流れはなかったため、純粋に二酸化炭素排出量の計算をするなど、関係者の多大なる協力を得て実現した。

また、この成果は各住戸の固定資産税減額(3年間)にも至り、国交省ほか多くの表彰状・感謝状をいただくこととなった。

一般に、補助金・助成金は単年度での計画であることが多く、大規模修繕工事の計画には組み込みづらいものである。

このときも、スタートの段階では補助金等は見込んでおらず、動きながらの検討申請であったため、施工者にもかなりの負担となったが、結果的に管理組合の方々に喜んでいただき、竣工式は多くの花が咲いた。

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